資格試験カレンダー 2026-2027

人事・経理・データサイエンス・IT・経営の主要35資格について、次の試験日と申込期間、標準的な学習時間をまとめています。日程は各試験の公式発表を確認して掲載し、まだ公示されていないものは「例年目安」と明記して区別しました。

このページの主眼は日程の羅列ではなく、「今から始めて間に合うのか」を数字で判断できるようにすることです。下のスライダーに1日あたり確保できる勉強時間を入れると、各資格について必要な学習ペースと、現時点で現実的かどうかの判定が出ます。

2026年度、情報処理技術者試験の日程が大きく動いています

応用情報技術者試験と高度試験・情報処理安全確保支援士試験は、2026年度からCBT方式に移行しました。それに伴い、これまで4月だった春期試験は「前期試験」として2026年10月〜12月に、10月だった秋期試験は「後期試験」として2027年2月〜3月に移動しています。

「春に応用情報、秋にネットワークスペシャリスト」という従来の受験計画はそのままでは成立しません。前期・後期それぞれ申込みは1回きりで、複数区分の併願もできない点に注意してください。詳しくは下の解説にまとめました。

1日に確保できる勉強時間から逆算する

平日・休日をならして、1日あたり平均で何時間くらい勉強に使えそうかを入れてください。各資格カードの判定がその場で切り替わります。

1.5時間

2026年度の情報処理技術者試験はどう変わったか

ここ数年でいちばん影響が大きい変更が、応用情報技術者試験と高度試験のCBT化です。従来は年2回、決められた日曜日に全国一斉のペーパー試験でしたが、2026年度からは一定の実施期間のなかで会場と日時を自分で選ぶ方式に変わりました。

試験時期が半年ずれた

もっとも実務的に効くのは、実施時期の移動です。春期(4月)が「前期」として秋に、秋期(10月)が「後期」として翌年の冬〜春に動きました。区分ごとの割り当ては次のとおりです。

区分対象試験科目A群科目B群申込受付
前期 AP応用情報技術者2026/10/28〜11/102026/11/24〜12/62026/10/6〜11/7
前期 高度ST・SA・NW・SM2026/10/17〜10/272026/11/11〜11/232026/10/6〜10/24
前期 SC情報処理安全確保支援士2026/10/17〜10/272026/11/11〜11/232026/10/6〜10/24
後期 AP応用情報技術者2027/2/6〜2/192027/3/3〜3/152027/1/27〜2/16
後期 高度PM・DB・ES・AU2027/2/20〜3/22027/3/16〜3/282027/1/27〜2/27
後期 SC情報処理安全確保支援士2027/2/20〜3/22027/3/16〜3/282027/1/27〜2/27

科目Aと科目Bは別の日に受ける

1日で午前・午後を通しで受ける形式ではなくなりました。科目A群と科目B群は実施期間そのものが分かれており、応用情報の場合はA群とB群のあいだが1か月近く空きます。申込みの時点で両方の日程をまとめて予約する仕組みなので、A群の手応え次第でB群の受験をやめる、といった調整はできません。

学習計画の面では、この空白期間をどう使うかが分かれ目になります。従来は午前の暗記と午後の記述対策を並行して仕上げる必要がありましたが、これからはA群を先に片付けてからB群対策に集中できる、と考えることもできます。

申込みは前期・後期それぞれ1回だけ

前期試験と後期試験のいずれも、申込みは1回に限られます。複数の試験区分に同時に申し込むことも、同じ区分を期間内に2回受けることもできません。加えて、ネットワークスペシャリストとITストラテジストは前期のみ、プロジェクトマネージャとデータベーススペシャリストは後期のみの実施です。狙う区分によって、受験できるタイミングが年に一度しかない点は従来と変わりません。

なお受験手数料は7,500円、出題範囲・出題形式・試験時間・合格基準に変更はありません。過去問による対策はこれまでどおり有効です。

2027年度の試験制度改訂が控えている

経済産業省とIPAは2027年度に向けた試験制度の改訂を検討中で、現行区分は再編される見込みです。現行制度のまま受験できるのは2026年度が最後になる可能性があります。すでに学習を進めている人にとっては、2026年度中に取り切る意味がそれなりに大きい状況です。

「標準学習時間」の数字をどう読むか

各カードに載せている学習時間は、予備校や試験団体が公表する目安と合格体験記の分布から取った幅です。あくまで前提知識ゼロに近い人が独学で合格ラインに届くまでの目安であって、保証された数字ではありません。使うときは次の点を割り引いて考えてください。

下限値は実務経験者の数字

たとえば衛生管理者の「100〜150時間」の下限は、労働安全衛生法の実務に日常的に触れている人事担当者を想定した値です。まったくの初学者なら上限側、場合によってはそれ以上を見ておくほうが安全です。逆に日商簿記2級を持っている人が3級の目安時間をそのまま当てはめる意味はありません。

「合計時間」より「1日あたり」で見る

800時間と言われるとひるみますが、社労士の場合それは12か月で1日2.2時間という配分です。合計時間は現実感がなく、続けられるかどうかの判断材料になりません。このページの逆算機能を1日単位で表示しているのはそのためです。1日あたりの必要時間が生活のなかで無理なく収まるかどうかで、受験年度を決めるほうが失敗が少ないと考えています。

直前期は必要時間が跳ね上がる

実際の学習は均等配分になりません。多くの試験で、直前1〜2か月は模試・答練・過去問の反復で普段の1.5〜2倍の時間が要ります。逆算結果が「ぎりぎり間に合う」ライン上にある場合、直前期に上積みできる余地があるかどうかまで含めて判断してください。

試験日より申込期間のほうが事故が多い

資格試験でいちばんもったいない失敗は、実力不足ではなく申込み忘れです。試験日は覚えていても、その3〜4か月前に締め切られる出願期間を見落とすケースが目立ちます。

社労士試験を例にとると、2026年8月23日の試験に対して申込受付は4月13日から5月31日まででした。試験の3か月近く前に受付が終わっています。中小企業診断士の1次試験も8月上旬の実施に対して受付は4月下旬から5月下旬です。「夏の試験だから春に考えればいい」という感覚だと間に合いません。

一方でCBT方式の試験(ITパスポート、基本情報技術者、FP技能検定、統計検定の準1級以下など)は、受験日の数日前まで申し込めるものが多く、この種の事故はほぼ起きません。年1回の一斉試験か、通年のCBTかで、スケジュール管理の性質がまったく違うということです。このページで「随時受験」と表示している資格は後者にあたります。

各カードの申込期間欄は、次回試験に対応する受付期間を記載しています。すでに終了しているものは「受付終了」と付記しました。

年間スケジュール

今後12か月のあいだに実施される試験を月ごとに並べたものです。「目安」と付いているものは公式発表前で、例年の実施パターンから推定した日付です。

データの出典と更新について

最終更新:2026年8月5日

掲載している試験日・申込期間・受験手数料は、下記の各試験実施団体の公表情報をもとに作成しています。合格率は直近数年の実績のおおよその水準であり、年度により変動します。標準学習時間は各種公表資料と合格体験記から編集部が整理した目安です。

試験制度・日程は変更されることがあります。とくに公示前の日程を「例年目安」として表示しているものは推定値です。実際に出願される際は、必ず各試験の公式サイトで最新情報をご確認ください。当ページの情報にもとづく判断によって生じた損害について、当サイトは責任を負いかねます。

記載内容の誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご連絡いただけると助かります。

主な参照先

  • 情報処理推進機構(IPA)「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」ipa.go.jp
  • 社会保険労務士試験オフィシャルサイト sharosi-siken.or.jp
  • 国税庁「税理士試験」nta.go.jp
  • 公認会計士・監査審査会 fsa.go.jp/cpaaob
  • 商工会議所の検定試験(日商簿記ほか)kentei.ne.jp
  • 日本FP協会「FP技能検定 試験日程」jafp.or.jp
  • 中小企業診断協会 j-smeca.jp
  • 統計質保証推進協会「統計検定」toukei-kentei.jp
  • 日本ディープラーニング協会(G検定・E資格)jdla.org
  • データサイエンティスト協会「DS検定」datascientist.or.jp
  • 安全衛生技術試験協会(衛生管理者)exam.or.jp
  • キャリアコンサルティング協議会 career-shiken.org
  • 大阪商工会議所「メンタルヘルス・マネジメント検定」mental-health.ne.jp
  • 国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEIC)iibc-global.org
  • 日本英語検定協会 eiken.or.jp

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