📅 公開日: 2025年10月29日
👤 著者: MechaTora運営者
🏷️ カテゴリ: AI開発・プログラミング

🤖 Claude Codeでバイブコーディング
AI支援開発の実践体験談

文系人事職でも15個のWebアプリを作れた理由

はじめに:バイブコーディングとの出会い

こんにちは。MechaToraを運営している者です。私は元々、人事・労務の仕事をしていた文系出身者です。プログラミング経験は独学で少しかじった程度で、本格的なWebアプリケーション開発は未経験でした。

そんな私が、現在15個以上のWebアプリを公開できているのは、Claude CodeというAI支援開発ツールのおかげです。この記事では、Claude Codeを使った「バイブコーディング」の実践体験と、そこから得た気づきを共有します。

📖 この記事で分かること
  • Claude Codeとは何か、どんなツールなのか
  • バイブコーディングの実際の開発フロー
  • AI支援開発のメリット・デメリット
  • 非エンジニアでもWebアプリを作れる理由
  • 実際に開発したアプリの事例

1. Claude Codeとは?

Claude Codeは、AnthropicのAIアシスタント「Claude」をベースにした、プログラミング特化型のツールです。コマンドライン(ターミナル)から対話形式で開発を進められる点が特徴です。

従来のコーディングとの違い

項目 従来のコーディング Claude Code(バイブコーディング)
開発方法 自分でコードを一行ずつ書く AIに指示を出し、コードを生成してもらう
必要な知識 言語仕様、ライブラリ、フレームワークの深い理解 何を作りたいか明確に説明できる能力
エラー対応 自分でデバッグ、Stack Overflowで検索 AIがエラーを解析し、修正案を提示
開発速度 経験に大きく依存 アイデアを形にするまでが非常に早い

2. 実際の開発フロー:地震モニターを作った例

実際にClaude Codeで「地震モニター」アプリを開発した時の流れを紹介します。

ステップ1:要件を伝える

私がClaude Codeに最初に伝えた内容:

「気象庁APIから地震情報を取得して、リアルタイムで表示するWebアプリを作りたい。震度、マグニチュード、震源地を一覧表示し、地図上にも表示したい。」

ステップ2:Claude Codeが設計を提案

Claude Codeは、以下のような構成を提案してくれました:

ステップ3:コード生成と修正

Claude Codeがコードを生成し、私が「もう少しデザインを見やすくして」「スマホ対応にして」などとリクエストすると、即座に修正してくれます。

ステップ4:デプロイ

GitHub Pagesへのデプロイ方法も教えてくれ、数時間で公開まで完了しました。

✅ 結果

従来の方法なら数週間かかりそうな開発が、わずか1日で完成しました。しかも、レスポンシブデザイン対応、エラーハンドリング、コメント付きの綺麗なコードが生成されました。

3. バイブコーディングのメリット

メリット1:アイデアを即座に形にできる

「こういう機能が欲しい」と思ったら、その場でClaude Codeに伝えて実装できます。思いついたアイデアが冷めないうちに形にできるのは、非常に大きなメリットです。

メリット2:学習コストが低い

従来のプログラミング学習では、言語の文法、ライブラリの使い方、デザインパターンなど、膨大な知識を事前に学ぶ必要がありました。Claude Codeを使えば、「作りたいもの」を明確に説明できれば、技術的な詳細は後から学べます。

メリット3:ベストプラクティスを自然に学べる

Claude Codeが生成するコードは、業界のベストプラクティスに沿っています。そのコードを読むことで、「なるほど、こう書くのか」と自然に学習できます。

メリット4:複数の技術スタックを扱える

私は当初、JavaScriptしか知りませんでした。しかしClaude Codeのおかげで、Python(社会保険ニュース収集)、R言語(データ分析チュートリアル)など、複数の言語を使ったプロジェクトを実現できました。

4. バイブコーディングのデメリット・注意点

良いことばかりではありません。実際に使って感じたデメリットもあります。

デメリット1:基礎理解がないと応用が効かない

AIに頼りすぎると、「なぜこのコードが動くのか」を理解しないまま進んでしまいます。後で独自の機能を追加したい時に困ることがあります。

💡 対策

生成されたコードを必ず読み、分からない部分はClaude Codeに「このコードの意味を教えて」と聞くようにしています。少しずつ理解を深めることが大切です。

デメリット2:AIの提案が必ずしも最適とは限らない

Claude Codeは優秀ですが、プロジェクトの全体像を完全に把握しているわけではありません。時々、過剰に複雑な実装を提案してくることがあります。

デメリット3:依存しすぎるリスク

AIツールが使えない環境になった時、何もできなくなる恐れがあります。定期的に「AIなしで書けるか」を試すことも重要です。

5. 非エンジニアでも開発できる理由

私のような文系出身者でも、なぜWebアプリを作れたのか。それは、プログラミングの本質が「問題解決」だからです。

重要なのは「何を作りたいか」を言語化する力

Claude Codeを使う上で最も重要なのは、「自分が何を実現したいのか」を明確に説明できる能力です。これは、プログラミングスキルよりも、論理的思考力やコミュニケーション能力に近いものです。

人事の仕事で培った「要件定義」「フロー設計」の経験が、実はプログラミングに直結していました。

80点で公開する勇気

完璧主義を捨て、「80点で公開して、フィードバックを得ながら改善する」スタイルに切り替えました。Claude Codeのおかげで修正が簡単なので、この方法が現実的になりました。

6. 実際に開発したアプリ事例

Claude Codeで開発した主なアプリを紹介します:

これらすべて、Claude Codeなしでは実現できなかったプロジェクトです。

7. これから始める人へのアドバイス

アドバイス1:小さく始める

いきなり大規模なアプリを作ろうとせず、「ボタンを押すとメッセージが表示される」レベルの簡単なものから始めましょう。

アドバイス2:AIに頼りつつ、理解も深める

「なぜこう書くのか」を常に意識し、生成されたコードを読む習慣をつけましょう。

アドバイス3:失敗を恐れない

AIがあれば、失敗してもすぐに修正できます。どんどん試して、どんどん失敗しましょう。

まとめ

Claude Codeによる「バイブコーディング」は、プログラミングの民主化を実現するツールだと感じています。従来は一部のエンジニアしか実現できなかったアイデアを、今では誰でも形にできる時代になりました。

もちろん、AIはあくまで「道具」です。最終的に重要なのは、「何を作るか」「誰のために作るか」というビジョンです。技術的なハードルが下がった今、アイデアと情熱があれば、誰でも開発者になれます。

あなたも、頭の中にあるアイデアを形にしてみませんか?

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